時間と共に抗生剤と基礎治療に対する耐性を持ち、進化し続ける全ての微生物が原因となり発症する性行為感染症の治療に関して、私たち医師は常に最新の医療治療の提供に挑み続けなければいけません。なぜなら抗生剤の強みと適切な利用期間の治療が、性行為感染症の根絶に繋がると考えているからです。

疾病予防管理センターはアメリカの医療組織であり、医療治療や様々な標準的治療法ガイドラインを頻繁に発表し、世界的に重要な役割を果たしています。本日のトピックは、疾病予防管理センターより2020年に更新された淋菌感染症の治療ガイドラインについてです。(このリンクにて淋病の症状について説明しています。)

第1方針 子宮頸部、尿道または直腸の淋菌治療:
- セフトリアキソン500mgを筋肉注射で単回投薬(体重150kg以下)
- セフトリアキソン1gを筋肉注射で単回投薬(体重150kg以上)
子宮頸部、尿道、または直腸の代替療法
- ゲンタマイシン240mgを筋肉注射で単回投薬+アジスロマイシン2gを経口で単回投与
- セフィキシム800mgを経口で単回投与

一般的な重感染:クラミジア感染の可能性が否定できない場合
- ドキシサイクリン100mgを1日2回、7日間の経口投与
稀な状況としてセフトリアキソン治療に効果が見られない場合は、適切な抗生剤選択のために検体培養検査が推奨されます。ご不明点があれば、信頼あるかかりつけの泌尿器科医または私にご相談下さい。それでは次の記事でお会いしましょう!
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